デンマークのアートスクールに行ってきました

お久しぶりです、講師の明日香です。
実は私は先月ヨーロッパへ行っていました。

パリではグランガルルの卒業生達とワークショップを開き、コペンハーゲンでは、アートスクールを視察しました。デンマークは北欧でも教育が進んでいる国と言われており、美術教育についても日本とは全く異なっています。その中でも一番驚いたのが、デンマークでは、先生は子供達の事を褒めることも、否定することもしません。
先生は子供達の作品について「君はこんな風に考えたんだね。」とその子の考えや感じたものを確認するだけなのです。子供を褒めることも、否定することも、それは大人の勝手な価値観の押し付けに過ぎないからというものでした。
これを聞いて私は目から鱗が落ちました。
日本人が自分で考えたり、その考えを他人に伝える事が苦手なのは、自分の考え方を他人に評価されることが怖いからなのだと思いました。

今後図工パークでは、子供達の考え方や個性を尊重し、他人の評価に左右されないような子供達を育てる教室を目指していきたいと考えています。